博士課程後期に在学する利点と欠点(随時更新)
私は現在、理学系大学院の博士課程後期に在学している。
なぜ進学したのか?という話題は別に書くとして、ここでは在学時に感じた良いところと悪いところ(改善すべきところ)を、感じた時に更新していこうと思う。
なお、今のところメリット、デメリットの大きい順に並べる予定だ。
博士課程後期に在学する利点
1. フレキジブルに働ける (2019/04/03 追加)
この項目を書いている現在、私は風邪を引いている。熱はなぜか無いが、非常に喉が痛い状態だ。
こういったときには、自分で作業内容を変更して、自宅で作業することができる。
基本的に大学は裁量労働制を採用しているためだ。これは、労働場所が強制される一般的な会社とは対照的だ。
もちろん、会議や他研究者との共同研究など、個人の勝手で動かせない仕事も多くある。
しかし、それ以外の時間は自分で働く場所を選べるというのは、大きなメリットといえるだろう。
博士課程後期に在学する欠点
1. 生活のメリハリがつけにくい (2019/04/14 追加)
利点1の弊害として、いつ働いていて、いつ休んでいるか自分でもわからなくなる点が挙げられる。
研究活動は、とかく時間を要することが多い。特に実験を必要とする研究の場合、平日のみ働くスタイルだと遅々として前に進まないことが多い。
となると、装置をオペレートするため、どうしても休日に大学へ行くことが多くなる。
こういった生活を続けていると、「はて、今週末は果たして休んだのか?それとも働いたのか?」と混乱してくる。
実際、よく働いたかといえば、実働2~3時間で出勤したとは言えないほどだったりする。
かといって、完全に休んだかと言われれば、装置がうまく動いているか気をもんだり、実際に様子を見に行ったりと、精神的に休んだとは言い難い。
この現象は、おそらく分野を問わず共通で、研究を生業としている人は皆経験している欠点だと思う。
さて、どうすれば、研究者として過ごしながらも「仕事」と「休暇」のメリハリのついた生活を送ることができるだろうか?
私は、毎日の初めに一日の行動計画表を作る、ことが一番の対策方法だと思う。
このとき、自分なりに、どの時間が仕事で、どの時間が休暇かを峻別しながら書くことが重要だ。
手帳などに色分けして記入するのが分かりやすい。
結局は、すべての予定は自分次第、というところが根本的な特徴なので、手帳というツールを使って自分の行動を客観的に眺めることによって、メリハリのついた生活を送ろう、という魂胆だ。
そうすれば、この頃働いてばかりで、休んだはずなのに休んだ気がしない、といった慢性的な疲労感を抱えることなく、素敵な研究生活を送ることができるのではないだろうか。