ゆうの足あと

わたくし、オーナー"ゆう"の生活の中心である「研究」「音楽」「妻との生活」がトピックです。

機材紹介 ~フルアコースティックギター Eastman AR-403CE 編~

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持っている音楽機材の話第一弾。

 

 

私が現在メインで使っているギターはEastman Guiartsが作っているフルアコースティックギター(フルアコ)のAR-403CE。

この会社は、1992年に設立された弦楽器メーカー「Eastman strings」が母体となっている。

もともとバイオリンやヴィオラを作っていた技術を応用して、アコースティックギターの分野に参戦してきたらしい。

考えてみれば、フルアコに特徴的なアーチトップは、バイオリンでは一般的だし、意外と親戚みたいなものなのかもしれない。

 

ギター本体は、アメリカ本社指導の元、中国の北京工場で造られている。

「Made in China?!」と侮るなかれ。最近の中国製製品の出来の良さは感心するばかり。ギターとは関係ないが、知り合いに見せてもらったHuaweiスマホなんて本当によくできていて、日本企業は大丈夫か?と恐怖を覚えるほどだった。

 

さて、AR-403CEの話に入る。

下に、本家HPから抜粋した本機の仕様を示す。

 

 

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Type: AR-403CE

  • Fingerboard:Rosewood
  • Neck Material:3 Piece Maple
  • Body Top:Laminated Maple
  • Body Back/Sides:Laminated Maple
  • Body length:16" (40 cm)
  •         width:  2-9/16" (6.5 cm)
  • Scale Length:25" (63.5 cm)
  • Neck Pickup:Kent Armstrong HPAG-1
  • Finish:Nitrocellulose
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  • そう、基本設計は、「合板メイプル」である。
  • 調べてみると、Topは5ply、Backは3ply、Neckは1plyになっているみたい。
  • ちなみに、ply (読みはプライ)は、木材の厚み方向に貼り合わせてある枚数、pieceは、平面広くするために貼り合わせた枚数を指す。
  • bodyは16インチで、GibsonのES-175と同じサイズ。
  • 厚みは、2-9/16インチで、やや薄めで扱いやすい。
  • さらに、ちゃんとラーッカー仕上げ。
    なかなか丁寧なものづくりが伺える。

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    そして、最も注目すべきはその値段。
    なんと定価で12万円。
    この価格帯で買えるフルアコがあるだろうか?
    他に選ぶとしたら、Ibanezくらいしかないんじゃないか?と言うくらい安い。

    私なんて、1年弱前にヤフオクで7万5000円で手に入れたから、もう最高に安い。

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    安かろう、悪かろう、かと思われるかもしれないが、肝心の音もなかなかいい。
    合板なので、音量はかなり抑えめになるが、アパートぐらしには大きすぎず意外とちょうどいい。
    高いフルアコを弾いたことがないので分からないが、普通のアコースティックギターと比べると抑えめで柔らかい。
    正直生音の低音は少なめと感じる。
    アンプを繋いで調整すれば、低音の不足感は解消される。

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    以上が、今のメインギター「AR-403CE」の簡単な紹介になる。
    あとは余談になるが、実は、このギターを買うことを決めた理由がある。
    敬愛する、現代の天才ギタリスト"Julian Lage"(ジュリアン・レイジではなくジュリアン・ラージ)のフルアコと似ているのである。
    以下が、彼のギター"Linda Manzer Blue Note"の写真と仕様である。

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    Top and Back: 5ply Maple and Mahogany
    Side: Solid Curly Maple
    Neck: Curly Maple
    Pick up: Custom made PAF

    Body Length: 16" (40 cm)
    Scale Length: 25-1/4" (64 cm)
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    うん、似ている(主観)。
    実際は、作り込みなど全く違うのだろうし、弾いてみれば、その違いは歴然とするだろう。
    でも、私は別にプロになるわけじゃないし、これでいいのだ。
    Blue Note は高い(約180万円)

    これからは、このAR-403CEを使って、Julian Lageを研究したり、Jazzを演奏したりしていこうと思っている。
    もし、フルアコほしいけど、基本的に高くて買えない、という人や、
    Julian Lageかっこいい、似たギターほしい、という人がいれば、このAR-403CEをおすすめする。

    気分が乗ってきたら、いつかこのギターを使った演奏動画を上げてみようと思っている。